フォルダ単位でデータを暗号化し、解読を不可能にする機能です。
具体的に言うと、Waffle Cellユーザー名フォルダの下に フォルダEncfsを作り その下にフォルダ.Privateを作ります。
例 ¥¥example.wafflece.com¥suzuki¥Encfs¥.Private
パスワード入力しないでエクスプローラ等で見られるのは、フォルダEncfsまでです。 パスワード入力 → マウント実行により、クライアントソフトでフォルダ.Privateのファイル内容を見ることができます。 アンマウントを実行すると、次にパスワード入力するまでフォルダ.Privateの内容を見ることができません。アンマウントの状態でエクスプローラのオプションを「隠しファイルを表示する」にしても、内容は表示されません。
特徴 ・各ユーザー毎に暗号化するため管理者でも解読不可能。 ・WindowsやOSXから利用可能。 ・設定したパスワードを忘れると元に戻せなくなる。
※暗号化するフォルダの作成は、必ず仮想デスクトップで行ってください。まだ仮想デスクトップサービスを追加していない場合はこちらの説明を読み、仮想デスクトップのサービスを追加してください。
【1.暗号化されたフォルダを作る】 手順 (1)仮想デスクトップへアクセス
(2)画面左上の「アプリケーション」「システムツール」内にある「GNOME Encfs Manager」を起動
(3)上のダイアログで「パスワード」を設定 注意事項:パスワードを忘れると二度とデータにアクセスできなくなります。管理者でもデータを復旧できません!
(4)「Create」をクリックし、フォルダが完成
これで暗号化されたフォルダの作成は完了です。
【2. 暗号化されたフォルダにアクセス(仮想デスクトップ上)】 仮想デスクトップ上で設定したフォルダにアクセスするには、この暗号化されたフォルダにマウント(ログイン)する必要があります。 作成された直後は自動でマウントされていますが、そうでない場合は以下の手順でマウントします。
手順 (1)画面左上の、「アプリケーション」「システムツール」内にある「GNOME Encfs Manager」を起動
(2)右にあるmount(マウント)にチェックを入れ、パスワードを入力
マウントしたフォルダは、仮想デスクトップからは下のように、
ホーム(ホームフォルダ)の下の、フォルダEncfsの下の、フォルダPrivate
になります。 Privateが暗号化されているフォルダになります(Encfsは暗号化されたフォルダではない点に注意して下さい)。 Privateフォルダ内のデータはすべてパスワードで暗号化保護されます。
【3.WindowsやOS Xからアクセスする】 Windowsからアクセスする方法を例に、お手元のローカルPCからのデータアクセスを説明します。 ポイントは以下の通りです。
PCからホームフォルダにアクセスする → 例 ¥¥example.waffllecell.com¥suzuki
その中にある「Encfs¥.Private」を専用ソフトで開く → このフォルダは隠しファイルなので見えませんが存在します
専用ソフトのインストール ダウンロードサイト、にアクセスし、 Windowsの場合 → EncFSMP x.x.x Setup for Windows
OS Xの場合 → EncFSMP x.x.x Setup for OS X
をクリックし、専用ソフトEncFSMPをローカルPCにインストールします
設定 インストールが終わったら、EncFSMPを起動します。
起動したら、上の図のように、 (1)「Open existing EncFS」ボタンをクリック (2)任意の「Mount Name」(フォルダ名)を入力(例ではWaffleCell)。 (3)「EncFS path」を設定するために、「Browse」をクリック (4)フォルダを指定 → Encfsフォルダまで は表示されますがその下にある「.Private」は隠しファイルです。アドレスバーに手動で「.Private」を追加し、フォルダーの選択をクリックして下さい。
アドレスバーの内容は通常は
¥¥<ホスト名>.wafflecell.com¥<Waffle Cellユーザー名>¥Encfs¥.Private
となります。
あとは上の図のように「マウント」するとフォルダ.Privateは暗号化が解除され、通常フォルダと同じようににアクセスできます。 また、[Mount]ボタンは[Unmount]と表示が変ります。 操作が終ったら、[Unmount]ボタンをクリックして終了してください。フォルダ.Privateがまた暗号化されます。
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